聊城工業用鋼構造金属屋根補修プロジェクト:華成カラーエクスポーズ防水塗料「1布3塗」施工事例
屋根の雨漏りは、建物の維持管理においてよく見られる問題です。従来の局所的な補修では、長期的な対策にはならず、再発がちです。本事例では、山東省聊城で実施された屋根の防水改修工事を紹介します。華成カラーエクスポーズ防水塗料を用い、「1布3塗」の施工方法により、体系的な防水対策を施しました。
プロジェクト概要
本プロジェクトは、聊城市の市街地に位置し、数年にわたり使用されている建物の屋上を対象としています。現地調査の結果、既存の防水層が経年劣化・亀裂を起こしており、雨季には複数箇所から漏水が発生し、建物の通常使用に支障を来していました。施主より、既存の屋上構造を変更することなく、徹底的な防水改修が求められました。

材料選定の根拠
本プロジェクトでは、華成カラーエクスポーズド防水塗料を主材として採用しました。本製品は、高品質アクリレート系多成分共重合エマルションおよび酢酸ビニル・エチレン(VAE)エマルションをベースに、各種添加剤および無機充填剤を配合して製造されています。
主な技術的特長は以下のとおりです:
耐候性:硬化膜は屋外での日光および温度変化に耐え、使用温度範囲は広く-15℃~110℃です。
機械的特性:引張強度が2.0 MPa以上、断裂伸び率が320%以上で、優れた弾性とクラックブリッジング性能を発揮します。
高固体分:固体分が65%以上で、1回の塗布で厚い塗膜が得られ、塗膜密度も向上します。
付着強度:セメント系下地では1.2 MPa以上、湿潤下地では1.0 MPa以上で、信頼性の高い密着性を確保します。
カラーバリエーション:標準色としてピンク、ブルー、イエロー、グレー、ホワイト、グリーンの6色をご用意。また、ご要望に応じて特別色の調色も可能です。機能性と美観の両立を実現します。

応募 施工方法:「1クロス3コート」
『一布三塗』工法は、補強用の基材(ポリエステル不織布またはガラスファイバー布)を防水塗膜系に組み込む複合施工方法です。この工法により、基材と塗膜が応力下で一体となって機能し、引張強度・耐ちぎれ性・微小な下地変形によるクラック伝播への抵抗性を効果的に高めます。
下地の準備: 屋上表面から既存の損傷した防水層、粉塵および浮遊粒子を除去します。下地のひび割れを修復・整平します。内角・外角部は、少なくともR30 mm以上の滑らかな半径に処理し、健全で滑らかかつ乾燥した下地を確保します。
細部補強: パラペット壁根元、排水口、配管貫通部、伸縮目地などの重要箇所には、『一布二塗』工法による追加補強層を施工し、幅は最低300 mm以上とします。
広範囲施工手順:
『一布三塗』工法は、以下の順序で実施します。
第一塗り(下塗り): ローラーまたは刷毛を用いて、厚さ約0.3~0.5 mmになるよう均一に塗布します。
布貼り:下塗りが完全に硬化する前の湿潤状態のうちに、ポリエステル不織布を表面に貼り付けます。トロワエルまたはスクイジーで圧着し、空気を抜き、下地との密着を確保します。継ぎ目部分の重ね幅は100 mm以上とします。
第二塗り(中塗り): 布の上から第二塗りを塗布し、布目を完全に含浸させるとともに、下層の下塗りと一体化させます。
第三塗り(上塗り): 中塗りが指で触っても粘りが残らない程度に乾燥した後、第三塗り(最終塗り)を塗布し、乾燥膜厚を合計1.5 mm以上とします。
各塗りの塗布方向は、塗り残しを防ぐため、交互(可能であれば直交)とします。
焼付けおよび検査:
施工完了後、塗膜を7日間自然養生させた。この期間中は、歩行や雨天への露出を厳しく避けることとした。
検収は、降雨後の目視点検または24時間の湛水試験により行い、いずれにおいても漏水は確認されなかった。
結果は
上記手順に従って施工された塗膜表面は滑らかで色調が均一であり、下地との密着性も良好であった。その後の自然降雨時にも漏水は一切確認されず、改修目的が完全に達成されたことが確認された。

本事例より、屋上防水改修工事において、華誠カラーエクスポーズド防水塗料と「1布3塗り」工法を併用することで、以下の利点が得られることが示された。
- 補強用基材層が防水システム全体の一体性および耐久性を大幅に向上させる。
- 塗料の高い伸縮性と優れた密着性により、温度変化に伴う下地の動きに対応できる。
- 水性で常温施工可能なシステムであり、環境に配慮されており、取り扱いも容易です。
- 総合的なシステムコストは中程度で、性能と経済性のバランスが取れています。
このソリューションは、同種の建物における屋上防水の補修および改修工事に適しています。
